筋トレ休みの日は、筋トレの勉強をしているKateです。

最近になってやっと、筋トレにはパワーを得るためがむしゃらに筋肉をつけていく道と、ボディビル的にアウトライン・カットと筋肉のデザインを狙って付けていく道があるのだなと気づいてきました。

私がインストラクターさんやトレーナーさんに「何を目指してるんですか?」としつこく聞かれる理由がわかりました。どっちかわからないから教えづらかったんですね。私も二つの道に分かれてるとは知らなかった。

さて、今日はアマゾンで評価が高かった「船木誠勝のハイブリッド肉体改造」を読んで見ました。
全く失礼ながら私はプロレスの世界をほとんど知らず、著者の船木さんも存じ上げないのですが、アマゾンでの感想を読む限り、肉体改造について“衝撃”が走るような内容だとか。

1996年出版の本ですが、興味が湧いて読んでみました。

大きく分けて、食事とトレーニングについて書かれた本です。
食事は、たんぱく質に重点を置いた栄養の大切さについて。
トレーニングは、基本のウエイトトレーニングと試合に勝つための練習について。

まず、食事について、船木さんはアメリカ人レスラーのシャムロックという方に食事内容を尋ね、それを元にアレンジして食事メニューを組み立てていったようです。それまでは、日本の昔のスポーツ界にありがちな炭水化物過多な食事で体に脂肪がつきすぎて試合にも思うように勝てなくなっていたそう。

このシャムロックさんの食事が今の海外ボディビルダーの食事内容と同じなんですよ。そして船木さんが外で仕事があるとき持参するお弁当が、白米にツナ缶、ゆでササミ、ブロッコリーとシンプルで、まさにザ・ビルダー食といった内容。

出来上がった船木さんの体も筋肉が多くて脂肪が少ない体。レスラーなので、腕など見るとある程度脂肪はある感じなのですが、それでもしっかりと腹筋が割れています!素晴らしい!

時間をかけて試行錯誤しながら増量、減量を繰り返し肉体を作っていったようです。その時の食事も、タンパク質と炭水化物の割合を変えていくやり方がボディビルダー的なんです。

そしてトレーニングについては、ウエイトトレーニングの部分は完全にボディビルダーと同じですね。私が普段行なっている筋トレとも全く同じ!回数やセット数も、8〜12回を2〜3セット行なっています。なるほど私が筋トレしてると「何目指してるんですか?」と聞かれるわけですよ。

しかしウエイトトレーニングだけしても、ボディビルダーになってしまうだけなので、レスラーとして試合に勝つため人と組んでするトレーニングもするのだそう。人を担いで坂道を上がったり、受け身の練習したり。

全体の感想として。

私に筋トレと食事の知識が付いた今、読んでみると「程度は全然違うけど、自分と同じことしてる!」という方向で衝撃でした!
もちろん、食事のボリュームやトレーニングの強度は全然違うんですけど、思っていたよりシンプルな食事と基本の筋トレをしているんだなというのに驚きました。

私の勝手なイメージとして、レスラーの人は脂身たっぷりの牛肉・トンカツなどを食べたいだけ食べ、何か特殊なトレーニングをしているのではないかと思っていたんです。でも、筋トレの風景も極端に変わったことしているわけでもなく、普段ジムで見るのと同じ。

この本を読んだことで、ますます筋トレと食事でコントロールする肉体改造の奥深さに興味がわきました。女性向けのボディメイクも、男性向けの、ましてレスラーなんていう最強に強い体を作り上げるための肉体改造も基本は同じなんだなと。しかも、この基本はもうずっと変わらないんだなと。

何事も、基本を忠実にやり遂げてこそ!なんですね。
私も筋トレ頑張ろう。

船木誠勝のハイブリッド肉体改造法
船木 誠勝 安田 拡了
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